薔薇とすみれのひとりごと

岩城凪のひとりごとブログ。のんびりイラストを載せたり雑談したりしています。

岩城がんばる

 

というわけで、サイトの方に新作二話どどんと投稿しました。頑張りましたっ……!

もしよければお正月休みの娯楽にでもお役立てくださいませ~。興味を持たれた方は『薔薇後宮奇譚』本編の方もぜひぜひよろしくお願いいたします~!

 

今回は「菖蒲と天竺牡丹」のみ、ごく軽度なものですが性描写が含まれておりますので、苦手な方はお気をつけください。まあ、岩城が書くものだからぬるいんですけどね!

本当に年齢制限のある話を書く場合には多分事前に鍵(パスワード)をかけると思いますので、そこはご安心ください。

 

以下、創作裏話(後書き)になります。

 

◆菖蒲と天竺牡丹◆

作品ページ

 

第三部にて登場のダリアを動かしたいなぁと思い。タイトルはまんまアイリスとダリアのことです。
菖蒲はちょっとお地味な感じがするけど、天竺牡丹(ダリア)って華やかですよね~。色鮮やかで大輪なお花なので、お花屋さんでもしょっちゅう目がいきます。色んな形のがあって可愛い!

 

さて、第三部にて名前だけ登場していたダリアさんですが、いざ蓋を開けてみればアイリス以上に大胆な子でびっくりでした(笑)。デバガメはよろしくないよ、ダリアさん。なんか最後までばっちり見てそうなのでそこもまた怖いです(笑)。

 

エヴダリ(エヴラール×ダリア)&クロミュ(クロード×ミュゲ)は片方が悩み出すともう片方もつられて悩み始めてしまう感じなので、基本的な相性はあんまりよくありません。あと、距離の取り方が下手。近づきすぎor離れすぎで、ちょうどいい距離感になかなかならないんですよね。そういうところはアイリス&バイオレッタの方が上手そうなイメージです(よくも悪くも楽観的だから)。

 

エヴラールとダリアは生涯健全な間柄で、よく言えば兄妹的な、悪く言えば淡泊で他人行儀な恋愛関係ということになります。
共寝をしても寝物語や添い寝を頼む程度で、朝まで指一本も触れない……という徹底ぶり。ただし本文でも描写したように、ダリアの病気を気遣ってのことなので、特に冷遇しているわけではありません。
キリアン→ダリアの図式ができあがってからはますますそっけなくなりますが、これはひとえに二人を想っての行動です。

 

配偶者となった男性の子供を(できれば二人以上)産むことが王侯貴族の妻の務めですが、ダリアには(懐妊はともかく)出産は厳しい状況です。そしてそれが本人にとって何よりのコンプレックスでもあります。

ちなみに、お話のラストでエヴアイが退席したあとは当然ながらキリダリ(キリアン×ダリア)二人でお茶をしています。一応ここでフラグが立ちます。


余談ですが、アイリスはエヴラールと毎晩のように共寝しているものの一向に懐妊の兆しがなく、結局二人の間には最後まで子供が生まれなかったりしています。国母となれる大きなチャンスでもあるので、エヴラールとしてはぜひともアイリスに自分の子供を産んでほしいと思っていたようですが、結局は……。
とはいえ、そんなエヴラールの願望はクロードになってからも密かに引き継がれており、エンディング後は五人の王子王女に囲まれてほくほく顔でお父さんをやっています。厳しいけど子煩悩な父親って感じですね。年を取るにつれて性格もどんどん丸く優しくなっていきます。

 

~ちょっとしたこぼれ話~

七皇妃の一人ジャンシアヌは小大陸アルギエバ出身とありましたが、第三部に登場する六つの小大陸の名前はすべて星座から取っています。天体やそれにまつわる神話が子供の頃から大好きなもので(´艸`*)

 

ちなみにこれまで登場した小大陸については、

アルマク→アンドロメダ座

ポリマ→乙女座

メローペ→牡牛座

アルギエバ→獅子座

という感じですね。

大してリケジョではないけど天体について調べるのは楽しいです。星座の事典は宝物。

 

◆SequelⅠ 永遠に続く恋歌◆

作品ページ

 

「とわにつづくれんか」と読みます。本編のサブタイトルに合わせて命名
本来ならここに至るまでにもう少し色々あるはずなのですが(バイオレッタがクロードを呼び捨てにできるようになるまでとか、華燭の典を挙げるまでの経緯とか)、兎にも角にも早く外伝のページを作ってしまいたかったので、書けそうなネタから順に書いていくことに。
アベミュのその後やアスクラの初夜の話なんかもストックがあるので追々出したいと思います。


珍しく喧嘩をしている二人。あまり衝突しないカップルですが、喧嘩をする時は今回の話のようにどちらか一方の嫉妬から始まることが多いかも。
今回はバイオレッタが折れたことによって解決しましたが、
・クロード→感情より理性を取る、細かい、何かと根に持つ
バイオレッタ→理性より感情を取る、大らか(大雑把ともいう)、前向き
といった具合に、それぞれの気質はまるで正反対だったりします。
クロードさんとしてはバイオレッタの明るさを密かに羨ましいと思っていたり、どうしたらこんな風にのびのび生きられるんだろうと不思議に思っていたり(社交家だけど根っこの部分はかなりこじらせている人)。

 

***

 

こんな感じかな……。今回はだいぶ本文が長くなってしまったのでこちらに書きました。他作品同様、随時修正や手直しは加えていく予定です。

 

ちなみに感想については「もしいただければ御の字」程度に考えておりますので、どうぞお気遣いなく~。

私自身書きたければ書くし、書きたくなければ書かないって感じなので、別に「反応がないから更新やめます」とはならないです。これは絵の方でもおんなじなんですけどね。

 

一時期対人関係で思い悩みすぎて身体を壊しかけたせいか、最近では「元気に楽しく創作ができればそれでいっか」と思うようになりました。心身ともに健康で好きなものが描(書)ける、読んでもらえる。通ってくれる人もいる。それだけでじゅうぶんありがたいことじゃないか~って。

なのでサイトに載せてあるコンテンツに関しては、どうぞ皆さんのお好きなように愉しんでいただければ幸いです(注意書きにあるような迷惑行為はもちろんダメですが)。

 

さてさて、次回の小説更新は『子羊亭』第三章の予定です!

前回の章ではエドマ(エド&マッジ)の出会いについて触れましたが、次章のメインは出会いの「その後」です。ひとくちに「一緒に暮らす」と言っても色々事情やら支度やらがあるわけで、そろそろお店の開店準備もしなきゃならないし、さあどうなる……?といった感じですね。ネイサンと合流するまでのいきさつもこの「出会い編」で書いていく予定です。

プロットそのものはほぼできてるんですが、これから肉付けやら読み直しやらをやっていくので、投稿は来年の初めくらいになるかなと。よければ楽しみにしていてください~。

 

ではでは、今日はこの辺で。

また次のブログでお会いしましょう!