こんにちは、岩城です。
こちらはしばらく前から冬の寒さがぶり返していてとっても寒いです(語彙!)。3月なのに春らしさ皆無でまるで真冬のようです……。まあ、今年は雪かきをほとんどしなくてよかっただけお得だったんだけど……。
今日は晴れているのに牡丹雪が降っているという奇妙な天気。手足の先がジワジワ冷えて辛いので、早く温かくなってほしいです〜。
薔薇のドレス
ヴィクトリア時代のマナーやドレスについて書かれた本を眺めていてふと描きたくなったもの。個人的息抜きの一枚。本編や設定ナシの完全オリジナルなイラスト。「薔薇のドレス」がテーマ。本の中に薔薇をたんまり飾ったドレスが出てきて、そのデザインがとっても綺麗だったので自分流にアレンジして絵にしてみました。
「少女」というより「女性」が描きたくて、普段より甘さ控えめの凛とした表情にしてみたり。いわゆる「大人のお姉さん」的なキャラです。体つきも普段よりスレンダー寄りに、ドレスと同じ色合いの瞳は流し目ぎみに描いて色っぽく。
作業に関しては、ラフ〜線画まではスイスイいったものの、塗りではドレスのしわにこだわりすぎてなかなか終わらず……。ドレスは質感が命だと思っているので、時間かけられるならできるだけ丁寧に塗りたいんですよね。特にこういうドレスの面積が広い絵の場合は……。今回は何度も何度も色を重ねて、しわにリアリティが出るように頑張ってみました。いつもと違ってちょっとだけ厚塗り風味。仕上げにベースの色とは全然関係ない色も薄く重ねてみたり、わざと「汚し」を入れてみたりも。
少しでもクラシカルな雰囲気が出ていれば嬉しいです!
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ピアノの練習を始めて早くも4か月目に突入しましたー。だんだん持ち曲が増えてきて嬉しいなと思ったり。
休みの日にはゆったりとカーペンターズの「遥かなる影」やサティの「ジムノペディ」「グノシエンヌ」などを弾いて癒されています。
個人的に晴れた日の昼下がりに聴くサティは最高だなぁと思ってます。色んな方が弾いてらっしゃいますが、私は高橋悠治さんの演奏が好き。CDのジャケットもサティのイメージぴったりでお洒落です。
サティは「変わり者」として有名な作曲家ですが、私が印象的だなぁと思ったのはパリ郊外のアルクイユから歩いて仕事場まで通っていたというエピソード。家から仕事場(パリにある文芸キャバレー)までは徒歩だと2~3時間もかかる距離だったというから驚きです。生活のために致し方なく、っていう感じだったんだろうけど、ちょ、ちょっと距離が……((((;゚Д゚))))
でも天才と呼ばれる人にもお金に困ってじたばたもがく時期があったのだなあと思うとなんだか親しみが湧きます。
筋金入りの雨傘コレクターでもあり、なんと雨傘で決闘して警察のお世話になったこともあるという(しかも当時38~39歳)。こっちはなかなか「変わり者」っぽいエピソードですねw
文芸キャバレーで知り合ったドビュッシーとは親友同士で、晩年まで仲がよかったとか。確かにこの二人気が合いそう……。おとなしそうに見えて意外と気性が激しいところとか、音楽学校の教師の言うことを素直に聞けないところとかそっくりだし(
「ジムノペディ」をオーケストラ向けにアレンジし直したのもドビュッシーなんだとか。が、自分の曲なのにそちらの方が思ったより人気が出てしまって、サティ本人は面白くなかったようです(;´▽`A``
イージー・リスニングの走りのような人なので、部屋でかけていても全然邪魔にならないんですよね~。「天国の英雄的な門への前奏曲」とかもミスティックで雰囲気があって素敵。弾くのはちょっと難しそうですが、いつかは……!
ではでは、今日はこの辺で。
また次のブログでお会いしましょう〜ノシ