薔薇とすみれのひとりごと

岩城凪のひとりごとブログ。のんびりイラストを載せたり雑談したりしています。

花に酔う

 

こんばんは、岩城です。

この間買ってきたお花が思ったより長持ちしてくれているのですが、部屋中強い百合の香りで窒息しそうです(笑)。ロマンチックを通り越してたまに軽く酔っちゃうレベル……。暖房もつけてるから余計に香りが充満する~。

母から百合の雄しべはできるだけ早く取ってしまった方がいいと教わったので、開花し始めた時点でせっせともぎ取りました。なんでも、受粉すると花がすぐ枯れてしまうのだとか……。いやはや、奥深い……。百合なんて普段あんまり買わないから、教えてもらえて助かりました(;・∀・)

 

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薔薇を背負って登場する男



筋肉の練習用に描いてたらくがき。腰つきをセクシーな感じにしようと思って頑張っておりました。

「クロードといえば薔薇よね~」的な軽いノリで、またしても薔薇を背負わせてしまいました(笑)。いい加減ワンパターンになってきているので、今度はせめて別の花を背負わせたい……。

 

クロードさんは無駄な贅肉がついてなくて全体的にすらっとした感じですが、脱ぐとそこそこ筋肉がついてます。とはいえ日常的に鍛えているわけではないので、永遠の好敵手アベルには筋肉量ではやや負けるかなといった感じです(ちなみに身長もあっちの方がちょっとだけ高め)。リシャールには背丈でも筋肉でも勝ってますが、例の奇術が解けた際にはもしかしたら逆転するかもしれないな~。何せあのアスターの父親なので。本来の姿もアスターそっくりだと思います。

 

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昨日は鹿島茂先生の「SとM」を読んでいたのですが、あまりに面白かったのであっという間に読破してしまった……。久々に一晩で読了。こういう本は貴重です。

いや~、すごいドストレートなタイトルなのでアレなんですけどね、単純に新しい小説作りの資料にいいかもと思ったのです(一体どんな話を書く気なんだお前は……)。もともと歴史や古典文学が好きなので、読み物としても楽しめそうだなーと思い。

実際に読んでみると、想像通りのディープな内容で、でも全く堅苦しくなくて面白かったです!

源氏物語』と少女マンガと谷崎潤一郎が日本を代表するSM作品として例に挙げられていたんですけど、中でも谷崎はわかるな~と(笑)。「痴人の愛」はすごかった。こういうものを解する人が明治・大正期にもいたんだと思うとそれもまたすごいなと。まあ、「あの『春琴抄』の人だしな~」と思えばある意味納得ですが……。もしかしたら何百年、何千年経とうが、人間の考えることなんてそうそう変わらないのかもしれないな……とも思いました。

前作では意気揚々とクロバイの監禁愛やら執着愛やらの描写をしていた私ですが、この本を読んだら自分の中の常識が色々と吹っ飛んだ&「私の書くSMなんてまだまだ底が浅いわっ……!」って気になりました(自慢げに「クロードはサディストです」とか書いてた自分がおこがましく思えてくるレベル)。

内容は少々マニアックなのでここに書くのは控えますが、気になった方は是非~。なお、この本はあくまで文明史に関する考察であってSMプレイの指南書ではありませんのであしからずw

 

鹿島先生の本は趣味の活動においても頼りになるものが多く、特にパリやかつてのヨーロッパの社交界について書かれたものなどは西洋風のお話を書く時には本当に使えます~。いつもお世話になりっぱなしです。

しかし、頭のいい人の文章ってなんでこんなに読みやすいんだろうなあ……。どの本も、ユーモアや比喩を交えながら非常にわかりやすく説明してくれているのでありがたい。私もこれくらい表現がうまくなりたいものです。いやぁ、人生なんでも勉強ですね……!

 

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絵を描くのが楽しすぎてなかなか小説の方が進まないのですが、もうちょっとクリスタを使いこなしたいなと考えているので、当面はイラストの更新の方が多くなるかもしれません~。

めっきり寒くなってきましたので、皆様も体調にはお気をつけくださいませ~。

ではでは。